同じものは存在しないダイヤモンドの婚約指輪

一生に一度のプロポーズで贈られる婚約指輪は、ふたりにとって特別なもの。輝くダイヤモンドが美しい婚約指輪は、ひとつとして同じものは存在しないということはご存知でしょうか。オーダーメイドや手作りで作った婚約指輪は、もちろん世界にひとつだけです。しかし、既製品のダイヤモンドの婚約指輪も、実は全く同じものはこの世には存在しません。その理由は、ダイヤモンドが天然のものであり、人の顔がそれぞれ違うようにダイヤモンドも全く同じものは無いからです。既製品の婚約指輪でも、世界にひとつだけのものだと知っていると、より特別感や思い入れも強くなりますよ。

ダイヤモンドの婚約指輪に込められた意味

婚約指輪はダイヤモンドでなくてはならないという決まりはありません。しかし、圧倒的にダイヤモンドの婚約指輪を贈る方が多いです。それは、ダイヤモンドの特性や石に込められた思いに価値を見出しているからです。宝石の中でも最も美しく輝き、希少性や硬度の高いダイヤモンドの石言葉は、「永遠の絆」「純愛」「至宝の輝き」などがあります。まさに結婚の象徴にふさわしく「ふたりの永遠の愛」を表す宝石です。

男性から女性に婚約指輪を贈る意味は、結婚の約束である婚約が法的な拘束力はなく口約束をしただけのものであるため、婚約指輪を贈ることで形にして約束を示しているためです。
そして、婚約指輪や結婚指輪を左手の薬指につけることにも理由があります。古代エジプトより「左手薬指の血管は心臓まで繋がる」と考えられており、愛の象徴である婚約指輪や結婚指輪はこの指につけるようになりました。

すべてのダイヤモンドが唯一無二の存在

婚約指輪に使われるダイヤモンドのほとんどが天然ダイヤモンドです。ダイヤモンドは、地中の奥底で様々な条件が揃ったときにできる炭素の鉱物で、透明度が高く地球上の物質で最も硬いといわれています。天然のものであるため、ほとんどのダイヤモンドには内包物があります。そして、この内包物こそが天然の証であり、同じダイヤモンドがふたつとない理由です。

ダイヤモンドってどんな宝石?

自然界で最も貴重で美しい鉱物がダイヤモンドです。ダイヤモンドは高価なイメージがありますが、その価値はダイヤモンドそれぞれの特徴によって評価され決められます。そして、ダイヤモンドの品質を評価し、証明するものが鑑定書です。

ダイヤモンドの特徴

ダイヤモンドは非常に硬く、傷がつかないといわれていますが、絶対ではありません。硬いダイヤモンド同士では傷がつきます。欠けることもあります。そのため、ダイヤモンドの指輪を重ね付けする際には注意が必要です。
美しい強い輝きが魅力のダイヤモンド。ダイヤモンドの輝きは、高い屈折率と緻密なカットにより放たれます。カットの仕方によって輝き方も変ります。最も有名でダイヤモンドといえばの形がラウンドブリリアンカットです。この57面体の細かなカットは、ダイヤモンドが一番美しく輝くとされています。キラキラと輝くダイヤモンドの美しさは、計算され尽くした反射によって生み出されるものなのです。

4Cとは

ダイヤモンドの価値は、品質を評価して決まります。その判断基準となるものを4Cと言います。4C とは、カラットcarat・カラーcolour・クラリティclarity・カットcut。
カラットは、重さ。1カラット=0.2グラム。
クラリティは、透明度。ダイヤモンドの内包物や傷を評価します。
カラーは、ダイヤモンドの色。ダイヤモンドは無色透明なものと思われがちですが、実際にはわずかに色が付いているものの方が多いです。完全に無色のダイヤモンドは、最高品質のものです。ファンシーカラーダイヤというピンクやブルーなどの色のダイヤモンドは無色透明なダイヤモンドとは評価基準が異なります。
カットは、表面の研磨と対称性を表し輝きにかかわります。カットが優れているダイヤモンドほど輝き方がキレイです。
一般的な婚約指輪に使われるダイヤモンドは、カラーはGカラー以上、クラリティはSI1以上、カットはVery Good以上のものが多いです。

婚約指輪の刻印も世界にひとつの特別なモノ

ここまでダイヤモンドはひとつとして同じものがないということをご紹介してきましたが、婚約指輪をさらにオリジナリティのある特別なものにするためには刻印を入れることをおすすめします。
刻印とは、指輪の内側に文字や絵を彫ることです。思いを込めた刻印は、世界にひとつの特別なモノとなります。
定番の刻印はふたりの名前や記念日。文字数の関係もあり、フルネームではなくイニシャルを入れることが一般的です。他には、愛のメッセージを刻むことも。少し気恥ずかしいメッセージでも指輪の内側に彫るので、身につけているときは他の人には見えないため挑戦しやすいですよ。
ふたりのオリジナル刻印を入れることで、きっと婚約指輪の特別感が増すことでしょう。

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