岐阜のおすすめ伝統工芸品

岐阜伝統工芸品の特徴

岐阜の伝統工芸品は県指定の郷土工芸品と同じく、独自に発展したものが複数あります。
焼き物や和紙にそれを使った提灯など、素材を活かした作品が多いのが特徴です。
また実用的なものも多く、天皇即位の際に献上された品など、名誉ある工芸品も少なくないです。

岐阜市だけでも5つの指定を受けていますから、いかに伝統を育み技術を磨き大切にされてきたかが分かります。
多くの岐阜伝統工芸品は、日本人の生活や文化と馴染みが深く、同じ時を歩んできた歴史があります。
その為、日本を代表する地域といっても過言ではありませんし、海外にも訴求力のあるものとなっています。

100年や200年の歴史がある工芸品が当たり前に存在しているので、長い歴史があるものづくりの日本として作品を国内外に発信することが可能です。
どの工芸品にも、それぞれに成り立ちや歴史が存在しますから、バックグラウンドがしっかりしていることも魅力を高めたり深みを増す要因になっているポイントだといえます。

美しく繊細でそれでいて存在感がある、そういう工芸品が魅力的で岐阜らしいと思われます。
技法についても注目すべきところが沢山ありますし、職人技に人々の興味を引くことも珍しくないです。
数百年単位で伝統技法が受け継がれてきたということはつまり、そのような仕組みが確立されており、これまで上手く機能してきたことを意味します。
今後も伝統に興味を持ち、技法を学び作品作りを作りたいと希望する人が現れ続ける限り、これからも技法が受け継がれていくことになるでしょう。

現在では6つの工芸品が指定を受けており、2022年の3月にも新たに1つ指定されています。
このように、岐阜には誇るべき工芸品が複数ありますから、お土産1つ取っても魅力的なものが多いといえそうです。
郷土工芸品も含めるとその数は10や20では足りないほどなので、今後さらに伝統的な工芸品として認められるものが現れてもおかしくないです。

指定を受けている伝統的な工芸品は、日本人であれば誰もが一度は耳にしたり、どこかで目にしている可能性があります。
それだけ全国的に有名ですし、県を代表する特産品としても広く認知されているわけです。

岐阜おすすめ伝統工芸品トップ5

美濃和紙

岐阜でおすすめの伝統工芸品は、自然な風合いが魅力的な美濃和紙です。
美濃和紙は古くから原料が採取できたことから、奈良時代には既に作られ始めていました。
薄くそれでいて丈夫な美濃和紙は、室町時代に入ってから日本全国に広まることになります。
地元の産業として製紙に力が入れられることになり、やがて生産者が増えて生産量も増加しました。
紙漉きの技術が美濃和紙の特徴で、職人の手による繊細な作業が仕上がりを決定づけます。

美濃焼

岐阜の焼き物といえば美濃焼が有名で、主に昔から東濃地方で作られてきた歴史があります。
美濃焼は様式が1つだけでなく15種類が認められており、絵付けをしてから釉薬を施す点が、他の焼き物と大きく違います。
美濃焼のルーツは5世紀に朝鮮半島から伝わった、須恵器やろくろと穴窯にあるといわれています。
平安時代に灰釉を施したしらし、須恵器を改良して釉薬を使用した陶器の焼成の始まりが、今も美濃焼に大きな影響を与えています。

飛騨春慶

飛騨春慶は岐阜の高山市あたりで作られている漆器で、17世紀に大工の棟梁、高橋喜左衛門が美しいサワラの木目に引かれたことを切っ掛けに始まりました。
最初に作られた盆は高山の藩主、金森重頼の兄、宗和に献上されています。
宗和は献上された盆を気に入り、塗師の成田三右衛門に仕上げさせたものが、飛騨春慶の誕生と始まりです。
原木の乾燥や板の貼りつけ、木地作りに目止めや着色など、10以上の工程を経て美しく見事な漆器に仕上げられます。

一位一刀彫

一位一刀彫は飛騨地方の木工品で、県木でもあるイチイをノミだけで彫って作品が仕上げられます。
彩色しない木目を生かした仕上げですから、素材の良さと繊細な彫刻の魅力がダイレクトに伝わります。
一位一刀彫の歴史は江戸時代の末期頃に始まり、製箸を家業とする松田亮長が彫刻を学び、作品が作られるようになりました。
松田亮長は着色されている奈良人形を見て、木目や刀痕を活かす作品作りを志したといわれています。

岐阜和傘

岐阜和傘は2022年に指定を受けたばかりの、新しい伝統工芸品です。
元々加納地区を中心に生産が行われてきた工芸品で、歴史は1639年に遡ります。
加納藩主により明石から傘職人が連れてこられたのが始まりで、それからは下級武士の生活を支える内職として和傘作りが定着しています。
明治時代には分業化が進み、1年間の生産数が1,000万本以上と、それまでの年間50万本から飛躍的に増加しました。

まとめ

岐阜には6つの伝統工芸品があり、いずれも長い歴史があって興味深いものばかりです。
郷土工芸品を含めると、工芸品作りが盛んな土地ですから、指定を受けている伝統工芸品が多いのも頷けます。
共通するのは素材を活かした技法で、いくつもの工程で丁寧に仕上げられることです。
実用的なものも多くて、思わず手に取りたくなるような魅力があるといえるでしょう。
素材を活かす技法が発展して受け継がれていますから、どこか素朴でありながら温かみを感じさせる工芸品揃いとなっています。

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