【知っておきたい】魅力的な作風を持つ九谷焼の作家をご紹介します!

日本の工芸品である九谷焼。

九谷焼は食器としてだけでなく、芸術品としての顔を併せ持っており、国内外で高い人気があります。

しかし、どのような作家が九谷焼を製作されているのか、ご存知の方は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、九谷焼を製作されている作家の方々をご紹介します。

この記事を読むことで、九谷焼とその作家の方々への理解を、深めることができますので、ぜひご一読ください。

美しい器を作る九谷焼の作家たち

九谷焼の作家について触れる前に、まずは九谷焼とは何かということについて、確認していきます。

九谷焼の説明に関しては、下記で詳しく記載されています。九谷焼について詳しくお知りになりたい方は、下記をご確認ください

関連記事

暗く、どんよりとした室内に、一つの置物が彩りを与えてくれます。部屋の雰囲気を明るくしたいと思っても、広さの関係で、置けるインテリアは限られてきますよね。しかし、そのお悩みは、インテリアではなく、置物を一つ置くだけで解決できま[…]

九谷焼とは、石川県で製作されている陶磁器です。

九谷焼は作家によって、特徴や作風が異なります。

どのような作家の方々が、九谷焼を製作されているのでしょうか。

樋山真弓

石川県で活動されている樋山真弓さん。

樋山さんの作品の特徴は、染付技法を主に使っていることです。

染付技法とは、磁気に絵付けする技法の一つで、藍色(あいいろ)で描かれます。

また染付技法により藍色で描かれた作品の他にも、黄色、緑、赤色などの色で絵付けされた作品もあります。
(九谷焼における緑・黄・紫・紺青・赤の色は、「九谷五彩」と言われています)

染付技法による美しいデザインもさることながら、実用性も兼ね揃えた作品の数々。

食器としてもインテリアの一部としても最適です。

引用:ヤフーショッピング

日下華子

「気がついたらいつも使っている…」

日下華子さんは、器を手に取った方が、そんな風に思える器作りをされています。

北海道の札幌市生まれで、現在、石川県白山市で活動されている日下さん。

日下さんの作品の魅力は、おしゃれさと普段使いです。

人の目を惹く可愛らしいデザインが、盛り付けられた食べ物に、新しい命を与えているかのように感じます。

器に合う食品は、和食、洋食、お菓子を問いません。

どのような食べ物であれ、器が食べ物に彩りを与えてくれます。

引用:ヤフーショッピング

川合孝知

川合孝知さんの作品は、果物や植物などがデザインされた九谷焼の器が多いです。

しかし、それ以外にも、ユニークな九谷焼の作品を製作しています。

九谷焼の指ぬきが、その代表と言えるでしょう。

「指ぬき」とは、裁縫を行う際に使用する道具です。

家庭科の授業で使用した経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、この九谷焼の指ぬきは裁縫道具としてではなく、西洋的な側面が強いです。

西洋で指ぬきは、装飾品や記念品として扱われていました。

川合さんが製作された九谷焼の指ぬきも、置物、雑貨、贈り物としての役割が強く感じられます。

引用:ヤフーショッピング

武腰潤

武腰潤さんは九谷焼の老舗窯元である「泰山窯」の4代目です。

泰山窯の歴史は深く、創業は100年を超えています。

その老舗窯元の4代目武藤潤さん。

武藤さんは、九谷焼色絵磁器として日本だけでなく、世界的にも知られている九谷焼の職人です。
(色絵磁器は色絵具を用いて、磁器の表面を、赤色や黄色などの色で飾り付ける技法のことです)

武藤さんはタタラ(板状にした粘土)を使用した造形を行っており、また豊かな色彩が描かれた魅力的な作品を製作されています。

引用:ヤフーショッピング

山本長左

石川県加賀市に工房を構える藍九谷の職人、山本長左さん。

藍九谷は古九谷の種類の一つで、白い表面に藍色の染付け、装飾をした焼き物です。
(古九谷は江戸時代の明暦から元禄に、加賀国九谷で焼かれた磁器)

山本さんが作り出す器の多くは、表面を青色で絵付け、装飾されています。

器に盛り付ける料理が、よりフレッシュな印象を与えてくれるでしょう。

また山本さんの作品は、天皇陛下即位の礼の際や、海外の要人(チャールズ皇太子・ダイアナ妃など)が来日した際にも使用されました。

国内外の要人にも使用された作品の数々、来客のおもてなしをする際に使用してみてはいかがでしょうか。

引用:ヤフーショッピング

まとめ

今回は九谷焼の簡単な説明と、九谷焼の作家をご紹介しました。

最後にここまでの内容を振り返ります。

ご紹介した九谷焼の作家

  • 樋山真弓
    染付技法を主に使っていることが、樋山さんの作品の特徴です。
  • 日下華子
    日下さんの作品の魅力は、おしゃれさと普段使いです。
  • 川合孝知
    川合さんは、果物や植物などがデザインされた九谷焼の器が多く、それ以外にも、ユニークな九谷焼の作品を製作されています。
  • 武腰潤
    武藤さんは、タタラ(板状にした粘土)を使用した造形を行っており、また豊かな色彩が描かれた魅力的な作品を製作されています。
  • 山本長左
    山本さんが作り出す器の多くは、表面を青色で絵付け、装飾されています。
    国内外の要人にも使用されています。

この記事がきっかけで、皆さんが九谷焼と九谷焼の作家の方々に興味を持っていただけますと幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

最新情報をチェックしよう!